楽しいはずのマンション探しがなぜか苦痛に… こうすれば防げる「物件探し疲れ」

部屋探しは、本来ならば新生活への希望とセットになった楽しいものです。しかし、実際には「何件も不動産業者を回ったが、なかなか決められない。もう疲れた…」と苦痛に感じてしまうこともあります。今回はそうならないためのコツを紹介します。

まず、条件をしっかりと決めよう

1.条件をしっかり定めておく

部屋探しの手順を改めて確認しましょう。

昔は、駅前などの不動産屋に飛び込みで行くこともありましたが、今はインターネットで情報を得る時代です。事前に気になる物件を見つけたりしてから訪れることが大半です。

「事前にネットで情報が得られる」のは一見すると便利ですが、実はここに「部屋探しに疲れる落とし穴」が隠されています。賃貸住宅検索サイトには膨大な物件が掲載されています。「所在地(路線・駅名)」「家賃」「間取り」「築年数」「設備」などの条件をしっかり決めて検索しないと、多くの物件が表示され、その確認だけでかなりの時間と労力を要します。

逆に「物件がほとんど出て来ず、複数の検索サイトを見る羽目になった」というケースもあります。これも時間と労力の無駄です。これは「条件と現実の乖離」が原因です。家賃相場の安い地域に住んでいる人は、地元の感覚で「梅田・1LDK・家賃5万円」などと非現実的な条件で部屋を探しがちです。希望エリアの家賃相場を調べておけば効率的です。

「ネットでの部屋探しに疲れた」と感じたら、検索サイトから一旦離れてみましょう。「○○(地域)・住み心地」などで検索すれば、不動産口コミサイトなどで様々な情報が入手できます。Google Earthやストリートビューは街の様子を知るのに役立ちます。yahoo!知恵袋の様な質問サイトでは、住人の生の意見や部屋探しの体験談を聞けます。こうした「ちょっと回り道かも」と思う方法を使った方が、気分転換になるだけでなく、結果として効率的な部屋探しにつながることもあります。

内見はポイントを絞って時間短縮

3週間前

さて、気になる物件ができたら、不動産屋に足を運んで内見をするわけですが、この内見も「部屋探しに疲れる要因」となります。

不動産業者のテクニックに「まず1∼2件、客の条件より少し劣る物件を見せる」というものがあります。初めに悪い物件を見れば、本命物件が実際以上に良く見えて入居するからです。不動産業者主導で内見となったら、まず3件は覚悟しなくてはなりません。これでは半日がかりです。しかも事前の情報では「希望通りの本命物件」のはずが、内見したら印象が異なり入居が見送りになることもあります。当たり前ですが、不動産業者は入居者を紹介しないと収入になりません。こうなると「何とか入居を決めよう」と必死になり、何件も内見をさせることになります。

来店者からしたらどうでしょうか?今日、初めて会った人と長時間車で移動するだけでもストレスかもしれません。なかなか物件が決まらなければ担当者のいら立ちを感じ、余計に気づまりになるはずです。最後の方は「もう疲れた。早く帰りたい」となるでしょう。楽しいはずの部屋探しが苦痛以外の何ものでもなくなります。

こうした「内見疲れ」の対処法は何でしょうか。一番のコツは内見時間の短縮です。事前に「アテウマ物件はいらない」と伝えることで、件数を減らせます。次に1件当たりの時間の短縮です。今は殆どの情報がネットで得られるのですから、内見時は、共用部の清掃は十分か、周辺に騒音や悪臭の原因になる施設などはないか、など「現地に行かなくては確認できないこと」を集中してチェックしましょう。

 

日程に余裕があれば数日かけて

1.家賃以外にかかるお金がたくさんある

内見は、物件を予約したわけではないので、人気物件は他の人に取られる可能性があります。そのリスクを考えても、なるべく1日で行い、その日のうちに決めるのが理想です。

しかし、あまり強行軍ですと、心身の疲れや、「せっかく長時間案内してもらったのだから」という店舗担当者に対する負い目から、誤った判断をしがちです。日程の余裕があるのなら、一つのエリアを数日かけて内見したり、曜日や時間帯、天候などが違うときに同じ物件を内見したりするのも手です。「すぐに決めてもらわないと困ります」などと言わず、こうした要望にも対応してくれるかどうかは、良い不動産業者を見極めるバロメーターにもなります。