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小さいようで実は大きな違い「賃貸マンションに住むなら何階がいい?」

「〇階以上」限定で部屋探しをするひとも

賃貸マンションを探す際に、立地や家賃などと並ぶ条件のひとつとなるのが「何階の部屋がいいか」です。

物件に目星を付けてから「3階がいいか、4階がいいか」と悩むケースもあるでしょうし、先に「5階以上の部屋がいい」と条件を付けてからマンション探しをする人もいるでしょう。

「同じマンションだから何階に住んでも同じでは?」と考えがちですが、住み心地など住環境は大きく異なります。

住んでから「こんなはずではなかった…」と後悔しないためにも、きちんとこだわりたいものです。

では、具体的に何階がいいのでしょうか?高層階・1階・1階以外の低層階に分けて、それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

高層階はやはり眺望・日当たりが魅力

高層階のメリットは、まずは何といっても眺望の良さが挙げられます。

もっともこれは具体的な階数や物件周辺の建物の高さにもよりますが、一般的に言って、大阪市内なら10階以上であればかなりの眺望が期待できるでしょう。

日当たりも良好です。

また、最上階に限定されますが、足音など上階からの生活騒音が無いのもメリットです。

一方のデメリットとしては、地震のときに大きく揺れる、マンション外との行き来に時間がかかる、地震や停電でエレベーターが停止した時に非常に難儀する、などが挙げられます。

特にエレベーターの停止は、定期的なメンテナンスのため必ず発生します。

大概は利用者の少ない平日の日中に実施されますが、その時間に外出・帰宅をすることが多い生活スタイルの人は影響を受ける可能性が高くなります。

1階の部屋は防犯性がポイント

1階はどうでしょうか。

最大のメリットはエレベーターの待ち時間がなく、ストレスが少ないことでしょう。

また1階住戸だけに専用の小庭がついている特殊な間取りの物件もありますので、ガーデニングなど一般的なマンションでは難しい趣味も楽しめます。

一方で、バルコニーから屋内に侵入される可能性がある、外から屋内を覗かれやすいなど防犯面では難があります。

特に女性の一人暮らしや女性のみの世帯の場合、不在になる時間が多い世帯などは要注意です。

割られにくいガラスの導入、監視カメラの設置など防犯対策が十分な物件を選ぶ、自身で防犯機器を購入するなどの工夫が必要です。

また、物件の周辺環境にもよりますが、道路との距離が近いため、車の走行音や歩行者の話し声などがうるさいといったこともデメリットとして挙げられます。

乳児がいる世帯、夜勤などで日中に寝ている仕事の人などは住みにくいと感じるかもしれません。そして、もちろん日当たりや眺望は劣ります。

このように、1階は条件としては2階以上に比べて劣る面が多く、入居者が付きにくいため、近年は1階部分に住戸を設けていない物件も少なくありません。

そして、1階以外の低層階については、高層階の様な眺望や日当たりは望めないが、1階よりは防犯性が高いという特徴があります。

家賃も高層階に比べれば安い設定になっている物件が多いので、費用面を重視したい人向きです。

フロアごとの賃料の差に注目

このように「マンションの何階がいいか」は「物件に何を求めるか」で異なってきますので、一概には言えません。

例えば高層階のメリットである眺望も、入居後に近くにもっと高いマンションが建設されて損なわれる可能性もあります。

「大阪城が見える部屋がいい」など眺望を絶対視する人は、物件選びに際してそうした点までしっかり調べる必要がありますが、限界はありますし、将来のことは誰にもわかりません。

 また、賃貸マンションの家賃は高層階ほど高くなるのが一般的ですが、具体的にどの程度の差があるのかは物件により異なります。

それほど大きな差がないのであれば、高層階に住むメリットは大きくなります。

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