大阪市内で安く住むならどこ? 賃貸住宅の賃料相場が安い区ランキング

大阪市内で最も賃料が低いのは旭区

賃貸マンション・アパートを探す際に「とにかく安く住みたい」と考える方もいるでしょう。

では、大阪24区の中で「賃料相場が安い区」はどこなのでしょうか。

賃貸住宅情報サイト「SUUMO」の調査によると、ワンルーム物件の賃料相場が低い区は以下の順でした。(2022914日時点)

1位 旭区    2.9万円

2位 平野区   3.0万円

2位 住吉区   3.0万円

2位 城東区   3.0万円

5位 東住吉区  3.1万円

6位 東淀川区  3.2万円

7位 生野区   3.3万円

8位 住之江区  3.4万円

9位 東成区   3.5万円

9位 西淀川区  3.5万円

一方で、高いのは、中央区の5.8万円、北区の5.7万円、福島区の5.6万円などですから、同じ大阪市内でも約2倍の差があることになります。

ちなみに大阪市外で最も賃料相場が高かったのは、堺市北区と高槻市の4.7万円で、吹田市と茨木市がこれに続きます。

なぜ、これらの区は賃料相場が安いのか

まず、10区全てが大阪市以外の自治体に隣接している市周縁の地域です。

また10区の中で大阪の大動脈である地下鉄御堂筋線が走っているのは住吉区だけです。

梅田や難波、本町といった大阪市中心部への鉄道アクセスという点ではやや難がある地域であり、そもそも駅から徒歩20分以上かかるような「陸の孤島」を抱えている区もあります。

そうした通勤・通学の利便性の低さが家賃相場に影響を与えていると言えます。

また、デパートや大型ショッピングセンターを有する規模のターミナル駅があるのは城東区(京橋駅)だけでした。

しかし、これらの区が生活に不便なのかといえばそうではありません。

例えば旭区には大阪を代表する商店街のひとつである千林商店街があるなど、日常的な買い物には全く困りません。

これは実際にその区にどれだけの人が住んでいるかでもわかります。

2021年の大阪の区の人口は、平野区が約195000人で1位、東淀川区が3位、城東区4位、住吉区5位、東住吉区7位、生野区8位、住之江区9位と、賃料相場の安い区がずらりと並んでいます。

賃料が安いから多くの人が住んでいるとも言えそうですが、「住みやすい」と感じているからこその人口の多さとも言えそうです。

交通インフラ整備などで変わる賃料相場

なお、ここで挙げた数値はあくまで区全体の平均であり、同じ区内でも賃料の状況は全く異なります。

例えば、2位の住吉区には大阪を代表する高級住宅地の手塚山があります。

逆を言えば中央区や北区といった相場が高い区の中にも、普通列車しか止まらず賃料相場の安い駅などの穴場エリアや、掘り出し物のような格安物件があることもあります。

また、勤務先によっては家賃補助が出ることもあるでしょう。

この場合は無理に安いエリアを探さずに、通勤便などを重視して部屋探しをする方が賢明です。

こうした賃料相場は、今後大きく変動する可能性があります。

例えば最近ではJRおおさか東線が開業して、これまで陸の孤島だった地域に新たに駅ができ、新大阪まで乗り換えなしで行けるようになりました。

こうした交通インフラの整備や駅前再開発などによる大型商業施設の誘致で生活利便性が向上すれば賃料相場は上昇します。

その一方で下がる可能性も十分にあります。

例えば大学キャンパスの周辺には1人暮らしの学生を対象にしたワンルーム・1K物件が多くありますが、近年は少子化で学生数が減り、空室が増えてきています。

集客のためにそれらの物件が賃料を下げ、その影響から地域全体の相場の下落につながるといったことも考えられます。