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特に女性は気になるマンションの防犯性 どのような物件が犯罪者に狙われにくい?

1人暮らしの女性は賃貸マンション選びの条件として、「防犯性」を重視する方が多いと思います。

では、具体的に「防犯性が高い」とはどのような物件なのでしょうか。

また入居者自身で取り組める防犯対策にはどのようなものがあるのでしょうか。

オートロックは必須 出来ればドアに鍵2つ

建物の防犯対策のキモは「いかに窃盗犯などの部外者の侵入を防ぐか」です。

その点で言えば、オートロックは不可欠な条件です。

物件の規模や形状にもよりますが、可能であれば物件の敷地内に入る場合、建物内に入る場合、と複数のオートロックがある物件が、防犯性が高くおすすめです。

次に鍵です。

「ピッキング」や「サムターン回し」という空き巣狙いの手口を聞いたことがある方も多いと思います。

新しいマンションではこれらに対応した錠前を設置するケースが多いですが、古い物件では、簡単に開けられるタイプのカギをつけているケースもありますので事前に確認しておきましょう。

また、1つのドアに2つの錠前がついている「ワンドア・ツーロック」物件の方がより安全です。

鍵開けの技術がある空き巣は開けることが可能ですが、2つの錠前があれば開錠に時間がかかる分だけ誰かに目撃される可能性が高くなりますので、そうした物件は初めから狙いません。

窓からの侵入は防犯フィルムで対応

部屋の中に侵入する経路としては窓も考えられます。

警視庁が発表した「平成30年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」によると、住宅への侵入経路は窓が56.8%で、出入り口ドアの43.2%を上回っています。

マンションでは1階以外は窓からの侵入はそれほど心配いりませんが、対策を講じておくにこしたことはありません。

入居者自身でできる窓の防犯対策としては「防犯フィルムを貼る」が挙げられます。

フィルムはネットなどでも簡単に購入できますが、あまり薄い製品ですと防犯効果が低くなりますので注意しましょう。

また、建物の周囲に庭があるマンションの場合、あまりにも草木が生い茂っておると、窓から侵入しようという人の姿が外から見えにくくなるため空き巣に狙われやすくなります。

特に、夏などは植物があっという間に成長します。

草木は直射日光を遮り、1階住民のプライバシーを守るという大切な役目を果たしますが、防犯面とのバランスがとれた物件、管理会社などにより定期的な剪定がしっかり行われている物件を選ぶ必要があるでしょう。

住人間のコミュニケーションが犯罪抑止に

しかし、こうした防犯設備も万全ではありません。

例えばオートロックも、住民の直後に続いて歩けば誰でも一緒に中に入れてしまいます。

また、残念なことに宅配事業者などが訪れた部屋の女性に暴行をする事件も発生しています。

他の部屋の住人を訪ねてきた人が、見かけた女性住人を狙うといった可能性もあります。

しかし、こうしたケースも、マンション住人の行動次第で抑止・防止が可能です。

それは「住人どうしのコミュニケーション活性化」です。

例えばマンション住民全員は無理でも同じフロアの住人の顔を知っていれば「この人は部外者だ」と判断できます。

またマンション内で会った人に挨拶をすれば、「私はあなたの存在を認識しています」というアピールになります。

侵入者に「自分は見られている」と思わせ、犯行を思いとどまらせる効果が期待できます。

都会の賃貸マンションでは、住人どうしのコミュニティーは希薄なことが多いですが、挨拶程度は交わす関係を構築したいものです。

その点で言えば、管理人の存在は「監視の目」としての役割が大きいといえます。

賃貸マンションで管理人が常駐するケースは少ないですが、清掃スタッフが毎日入っている物件は、管理人同様の役目を果たすことになりますので、犯罪の抑止力が高いと言えるのではないでしょうか。